誰もが親を選んで産まれてきた⁈ 胎内記憶・中間生記憶を知って親や子供に感謝しよう
あなたは生まれたときのことを覚えていますか?多くの人は人生の最も古い記憶を遡ると、幼稚園に入学する前後くらいではないでしょうか。物心がつくのが2歳くらいといわれていますが、実際に記憶があるのはもう少し歳を重ねている時点という方も多いです。
しかし、世の中にはお母さんのおなかの中にいたときの記憶がある人がいます。それはたいてい小さい子供です。面白いことに近年、そういった子供たちが増えているといいます。そこで今回は子供たちがもつ胎内記憶についてお話します。ぜひ親子愛や人生の意味について考えることにお役立てください。
胎内記憶とは
胎内記憶は、先ほどもお話ししたようにお母さんの胎内にいたときの記憶のことをいいます。「水の中でぷかぷか浮いていた」「お父さんと話している声が聞こえた」といった記憶がそれにあたり、前世の記憶とは異なります。前世の記憶は生まれ変わる前の生の記憶になるため、今世の自分とは別物です(もちろん前世の記憶がある人も世の中にはいます)。
また、前世で死んだ後に生まれ変わる過程で胎内に宿るまでの記憶がある子供もいて、その記憶を中間生記憶といいます。中間生の記憶では、「毎日地上に降りるために準備していたよ」「神様と暮らしていたよ」といった、よりスピリチュアルな内容になるため、子供が話す内容を信じがたいと思う親もいるようですが、まずは認めてあげましょう。親に否定されることは子供にとって辛い経験となります。
驚くべきことに、子供たちが話す胎内記憶や中間生記憶には多くの共通点があり、まったくの空想で話しているわけではありません。言語をまだ覚えていない子供が知らないはずの難しい単語を話したり、この世の真理ともいえる愛や神について語ったり、複数の別々の場所で産まれた子供たちが同じ内容の話をしたりと、空想という言葉で終えるには無視できない記憶の事実がたくさんあると、現代の産婦人科医たちも証言しています。
子供たちが共通して話す胎内記憶・中間生記憶
子供によって表現に差はあれども多くの子供たちが共通して語る「生まれ変わる過程~胎内に宿って産まれる」までの記憶。私たちはどんな出来事を経て産まれてきているのか、前世で死んだ時点から時系列でたどってみましょう。
<前世で亡くなった時点>
人は亡くなると肉体の苦しみから解放されて軽く穏やかな状態になります。既に自分より先に亡くなっている両親や祖父母など近い肉親の魂が迎えに来てくれ、今世の自分の行いをダイジェストのように映像で見て学びを振り返ります。学びを吸収すると光の粒の状態になって天に昇ります。
<天にいる時点>
光の粒の状態のまま天でしばらくほかの魂たちと過ごしたのち、神様が迎えにきて生まれ変わる準備に入る番がきたと告げられます。そこで光の粒から裸の赤ちゃんの形態になり、天よりも下、地上よりも上の「お空の世界」と呼ばれる雲の上に降りて、自分と同じく生まれるために待機中の赤ちゃんたちと過ごすようになります。
そこでは無事に地上へ降りられるように赤ちゃん向けのご飯を食べたり、神様と次はどんな人生にするか決めたり、地上の勉強をしたりします。地上に降りる準備が整ってくると、自分の親を誰にするか望遠鏡で地上を見て探します。この望遠鏡を覗くために赤ちゃんの行列ができており、神様たちは列を整えてあげたり、赤ちゃんたちに前の人を押さないように声をかけたりしているそうです。お空の世界で仲の良い赤ちゃん同士は、事前に約束して同じお母さんを選び、兄弟姉妹として生まれてくることもあります。
すぐに親を決められない赤ちゃんは事前にお母さんのおなかの中を何度か内見に行き、過ごしやすいか確かめます(この時、お母さんが暗い感情にとりつかれていると、胎内が汚れていて住みたくないと感じるそうです)。お母さんのおなかに入るときは、ドアが見えるので、自分で開いて入ります。人気のお母さんの場合は何人もの赤ちゃんにロックオンされているので、何度も内見されているそうです。
親が決まって準備が整うと、神様からお菓子の入ったお弁当をもらい、神様と残りの赤ちゃんに見守られながら、滑り台を降りて地上に降り、お母さんの胎内に入ります(この時、感じ方によっては、流れ星に乗ったという子供もいます)。
<母親に胎内に宿った時点>
胎内に入ると赤ちゃんは、しばらくは持ってきたお弁当のお菓子を食べて過ごします。この時期は赤ちゃんに栄養を送る胎盤ができる前であり、「卵黄蓑」(お弁当箱)から栄養を得ている頃ではないかといわれています。その後は産まれるまでの間、胎内から外の景色を見たり聞いたりして過ごし、魂としてお母さんのおなかの中を出たり入ったりする赤ちゃんもいます。
「お母さんと同じ向きで物を見たい」と主張する赤ちゃんは自ら逆子の向きになったり、「おなかの中の居心地がよくて出たくない」という赤ちゃんは予定日を過ぎてもなかなか生まれてこなかったりします。そういった子供も、おなかの外からお母さんが外の世界の楽しさを言葉で伝えてあげることで、ちゃんと生まれてきます。
<出産中>
そろそろ、おなかの外の世界に出るときだと感じると、赤ちゃん自ら頭や体をきゅっとひっこめて小さくなります(産道を通るための準備といわれています)。頭が痛いと感じながらも、外の世界から聞こえる声援を聞いて、くるくる周りながら産道を降りて外の世界へ生まれてきます。すると途端に、今まで見えていたものが見えなくなり、声を出せなかったり、体を動かしづらかったりと、魂のときに形成していた幼児の体形ではないことに不便さを感じるようです。しかし、多くの赤ちゃんたちは両親(特にお母さん)と会えた喜びをかみしめています。
胎内記憶をもつ子供の人数
生まれてくるまでドラマのある胎内記憶や中間生記憶ですが、多くの子供たちは6歳頃を境に忘れてしまうようです。7歳までは神の子だから息を引き取らないように、という願いで七五三という儀式があるように、日本では6~7歳の子供はまだ魂が現世に定着していないと捉える思想があります。その思想はあながち間違えではないようで、6歳近くになると自ら「もうすぐおなかの中にいたときのことを忘れるんだ」と事前に報告してくれる子供もいます。
たまに大人になるまで記憶が残っている人もいますが、胎内記憶や中間生記憶をもって生まれてくる子供はどのくらいいるのでしょうか。面白いことに近年日本にそういった子供が増えているという統計が出ており、日本の胎内記憶研究の第一人者である池川明先生(産婦人科医)によると、3人に1人は覚えているそうです。かつては都市伝説的に語られた胎内記憶ですが、徐々に産婦人科業界で認められつつあります。
特殊な子供の意味
流産や障害をもった子供を産む経験をすると、心に大きな傷を負う女性は多いでしょう。なかには自分の責任だと感じてしまう人もいますが、胎内記憶をもつ子供たちに聞くとそこにはしっかり意味があるそうです。
<流産の場合>
まだ生まれる時期ではないが、「地上の世界をどうしても見てみたい」という赤ちゃんは、胎内に宿ってすぐお空の世界に戻ってきます。また、生まれる順番を間違えて早く胎内に来てしまった場合も、お空の世界に戻ってから、再び同じお母さんの胎内に宿ることもあるそうです。そのため、流産は母親の責任ではなく、赤ちゃんの自己意思によるものなのです。
<障害をもった子供が産まれる場合>
障害をもって産まれる子供は、とてもラッキーだといいます。特別な人生経験ができるため、その体験をしたいために、お空の世界で長い間順番待ちをしている赤ちゃんもいるそうです。また、そういった子供を産んだ母親はさらにラッキーで、神様にランダムに選ばれて障害をもった子供を授かります。母親もまた特別な人生経験を詰めるため、今世での学びが深くなるそうです。つまり、この場合も母親の責任ではなく、赤ちゃんの意思で選んでいるのだといえます。
まとめ
聞けば聞くほど不思議な話かもしれませんが、自分や自分の両親、子供も同じように産まれてきたと思うと、さらに興味や関心が湧くのではないでしょうか。胎内記憶や中間生記憶を知ると、人は神様の愛を受けて生まれてきたことがわかりますし、母親も子供からの愛があって選ばれて親になったことがわかります。
もし今、小さなお子さんがいる場合は、6歳を迎える前に「なんでお母さんを選んだの?」「産まれる前はどこにいたの?」と質問してみてください。お風呂の中や寝る前のリラックスした状態だと、答えてくれる子供が多いそうですよ。ぜひ子育ても親孝行も、胎内記憶をもつ子供の話から学びながら、愛情と感謝に溢れた気持ちで行ってみてはいかがでしょうか。