潜在意識に願望を刻む際の意外な「ルール」とは?

スピリチュアルな世界に少しでも詳しい人であれば、潜在意識の力を使うことで願望を実現させていけることについて、しっかり認識しているはずです。
しかし、実際にどうやって潜在意識の力を使えば良いのかについては、意外に「今さら人に訊けない…」なんて感じで、案外わからなかったりもするのでは?
そこで、今回は潜在意識の書き換えを行い、願望を刻んで実現させるための、基本的なルールから、徹底的にわかりやすく解説をしていくことにします。
潜在意識の力について
潜在意識は、もちろんあなたの一部であり、あなたの味方なのですが、どこかロボットのようであり、コントロールが難しかったりします。
とても優秀なのですが、融通の利かない部分があったりするのです。この仕組みについてしっかり理解しておかないと、潜在意識の強大な力を、マイナス方面へ働かせてしまったりするので注意が必要です!
ところで、あなたはきのうの夜に食べたものを覚えているでしょうか?きのうのことならギリギリ思い出せても、おととい、その前…と遡り始めたら、たった1週間くらい前のことでもあやふやになって、わからなくなってしまいますよね?
あなたが、過去に食べたものをきちんと覚えていないのは、その情報が生きていく上で必要ないから…と、潜在意識が判断をしてくれたからです。
あなたが寝ている間に、自動で記憶の消去を行ってくれたからこそ、思い出すことができないのです。逆にもし、食べたものを全て記憶していたら、限られている脳の容量はすぐいっぱいになってしまい、パンクしてしまうでしょう。
その代わり、あなたが昔危険な目に遭った時のことは、いくつになっても覚えていませんか?
肝心な生命が危険に晒されてはいけないので、危険な目に遭った場合は、しっかりとそのことを脳が消さずに記憶してくれているのです。同じ目に遭わないようにするため、あなたを守ろうとしてくれているわけです。
潜在意識の仕組みを知ろう
さて、こんなに優秀な機能を持つ潜在意識の世界と、できれば仲良くなり、無限の力を与えてもらいたいと思いませんか?
そのためには、潜在意識にあなたの意志を正確に伝えなければいけません。その際には一定のルールを守らなければいけないと覚えておきましょう。
アメリカ人に意志を伝える時には英語が必要なように、中国人に意志を伝える時には中国語が必要なように、潜在意識の世界にも、特殊な「言語」のようなものが存在しているのです。
願っている事は何度も伝える
潜在意識の世界は、あなたがそのことを「欲しい」「必要」と願っているかどうか判断する上で、「回数」や「時間」をチェックしています。
つまり、何度も何度も、脳内に思い浮かべたり、口に出したりしたことについては、「必要なこと」であり、「あなたの願い」であると判断してくれるのです。
たとえば、あなたが「ピアノが弾けるようになりたい」と思っているのなら、何度もそのことを口に出すと良いでしょう。
「いつかあの曲をピアノで弾きたいんだ」「素敵なピアノが家にあったらいいなぁ」「ピアノってどうやったら上手くなるのかな」「ピアノを練習する時間が欲しいな」そんな風に、会う人会う人に向かって喋ったり、独り言でつぶやいてみたり、文字でつづってみたり、脳内で思い浮かべたりしてみて欲しいのです。
すると、潜在意識の世界は、あなたが「ピアノ」に関する情報を欲していると判断します。「素敵」「上手」「弾ける」「練習」「時間」といったワードも付随しているので、トータルでなんとなく、ピアノが上達するための有益な情報を運んで来てくれるというわけです。
あなたがピアノを上手に弾いている自分の姿を思い描けば描くほど、あなたは「ピアノ上達」に関する情報を見つけやすくなるでしょう。
今までは気にとめなかったような街の楽器屋さんが、急に目に飛び込んで来るようになったり、やたらピアノ関連の番組が流れているように感じたりするはず。
これは、潜在意識があなたのアンテナをコントロールしてくれたからです。
単語のイメージだけが伝わる
潜在意識の世界とうまく意思の疎通を図るためには、相手が「単語の雰囲気しか理解できない」ことを知っておきましょう。
先程のピアノの件を例に挙げてみます。
「ピアノが上手に弾けたら最高」
「ピアノが下手だからコンプレックスをなくしたい」
この2つの文章は、ざっくり同じようなことを言っています。しかし、潜在意識の世界には、真逆のこととして伝わってしまうんですよ!
上の文章は、なんとなくピアノを上手に弾きこなし、最高の気分を味わっているような様子で捉えてもらうことができます。
しかし、下の文章の場合だと、潜在意識の世界は、この人はピアノが下手でありたいのかな?と勘違いして捉えてしまうんです。コンプレックスを感じていたいのかな?とも捉えてしまうので、結局ピアノは下手なまま、ずっとコンプレックスを抱え続ける結果につながってしまうんです。
この違いについて、理解できるでしょうか?
解決法はオートで決定される
潜在意識の世界は、全てのことを「良かれと思って」やっています。
ところが、あなたは時々、体調不良に見舞われたり、アクシデントに見舞われたり、なんだか天に見放されているかのような状況を味わってしまうことがありませんか?
たとえば、「ピアノを練習する時間が欲しいな」と長時間思っている場合、潜在意識の世界は、それがあなたの最高の願いだと判断をするので、どうにかして時間を与えてあげようと画策します。
その結果、仕事をクビになってしまうことも、あり得るんですよ!
なぜなら、仕事を辞めない限り、この人はピアノを練習する時間が取れないだろう、と判断したからです。「ちょっと待って!仕事をクビになってもいいとまでとは言ってない!」と慌てても、後の祭…。それくらい潜在意識の世界は、ちょっぴり強引でロボット的なところがあるのです。
だからこそ、あなたが潜在意識の世界に願望を伝える時には、意外なほど慎重にならなくてはいけないんです。それくらい繊細なレベルの話なので、ましてや、今日起きたイヤなことを一日中思い返してしまったり、憎たらしいアイツをどうやって貶めてやろうなんて考えていたら、現実はどんどん最悪になっていってしまいますよ!
嫌いな相手のことは、脳内に思い浮かべないのが吉です。そうでないと、潜在意識の世界が、その相手のことを「好き」だと勘違いしてしまい、離れられなくしてしまうからです。イヤなことを頻繁に思い返すのも、ミスディレクションを招くので、禁物ですよ!あなたは、そういったトラブルに巻き込まれることを望んでいるのだと解釈されてしまいますので、気を付けてください。
まとめ
潜在意識の力を使って願望実現させる際に、重要となる基本的なルールについて、お解り頂けたでしょうか?
絶大な力を持っているからこそ、潜在意識は、しっかり使いこなすことができないと思いがけない悲運を招く結果につながってしまいます。仕組みやルールを正しく解釈して、無限のパワーを手に入れてしまいましょう!
大前提として、潜在意識はあなたの一番の味方なのですから、心配しなくても大丈夫です。
意思の疎通さえうまくいけば、どんな願いだって叶えることができますし、どんな奇跡でも起こせてしまいますよ!
さて、あなたは今からどんな言葉を口にしますか?