スピリチュアルの世界から見た、繊細さん（HSP）の魅力

繊細さん（HSP）というタイプの人が増えています。気遣いが過剰で、気にしすぎる部分がある人のことです。ハイリーセンシティブパーソン（Highly Sensitive Person）だから、HSP。

「自分はHSPではないか？」

「どうにも生きづらさを感じる」

「自分は繊細すぎるからではないか？」

と感じるのであれば、スピリチュアル的にHSPがどのような位置づけで、どのようにして生きていけば生きづらくなくなるのか、そのあたりについてスピリチュアルな観点から、繊細すぎるあなたにお伝えしてあげられることをみていきます。

繊細さん（HSP）とは？

繊細さんとは、文字通り繊細すぎる人のことです。

昔からHSPな人はいたのですが、SNS時代になって声の大きな人も小さな人も、遠慮なく発信できるようになったので、繊細な人が目立つようになってきた、という側面はあることでしょう。

HSPはナイーヴで、繊細すぎるぐらいの人です。人の気持ちがなんとなくわかってしまい、観察眼に優れ、知識欲も旺盛で、ちょっと引きこもるぐらいの方が生活的にあっており、人の感情を感じ取るがゆえに疲れやすいので、自分ひとりの時間を何より重んじる・・・というとわかりやすいでしょうか。

とにかく人をよくみているのもHSPの特徴です。人の感情を読み取る技量に長けているので、SNSなどを通じて良い出会いを得られるのも、HSPの強みといいますか、得意な点です。デリケートなので相手に気遣いしすぎる部分があり、優しく付き合いやすい人として、相手からも大切にされます。

いい人で疲れやすい

そして、HSPの大きな特徴として、いい人で疲れやすいというのがあります。相手の感情に過剰な共感ができてしまい、エンパス（共鳴）度が高いので、相手から見るととてもいい人にみえます。そして実際、心が綺麗で思いやりがあるいい人なのが、HSPの大きな特徴ではないでしょうか。

ただし、疲れやすいという大きな特徴も存在します。HSPは相手の感情が心に入ってくるので、とても疲れてしまうのです。

スピリチュアル的にみたHSPの特徴

精神的な観点・スピリチュアル的にみると、HSPは心がむき出しになっているので、傷つきやすい人だといえます。心が裸のままウロウロしているのと同じなので、周りの目が厳しかったり、過剰に反応してしまったりするのです。それならもちろん、やるべきは心に服を着せることです。

心に服を着せるとは、少しベールをまとうことでもあります。過剰に共感をしないでといっても、どうしても相手に共感してしまうのがHSPです。

数秘術に惹かれるHSP

アメリカのアーロン博士によりますと、スピリチュアル的なHSPには、以下の特徴があるとされます。

1. 数秘術に惹かれる

2. 意味のないところに意味を見出す

3. 過剰に刺激を受ける

4. 共感力が高い

この4つです。

とくに重要なのが、①数秘術に惹かれる の部分です。

数秘術とは、生年月日、電話番号、車のナンバーといった、ランダムで割り振られた数字の羅列に意味を与え、そこから何らかのメッセージを読み取ろうとする試みのことです。

数秘術は、古代ギリシアの数学者ピタゴラスが由来だとされていますが、それよりも数千年も前から、古代エジプトやアラブの地域でも数秘術が伝承されていたという記録が残っています。実は人類の歴史と同じぐらい長く数秘術は存在し、数字の羅列から意味を読み取ろうとする試みは古くから行われてきました。

特に、10進法の11や22といった「ぞろ目」が数秘術に与える役割は大きく、また生まれた日も特別な意味合いを持ちます。数字にはメッセージが込められている時が多いので、HSPの特徴として、数秘術や割り当てられた自分だけのナンバーに、特別な意味合いを求めます。

HSPは数字や物事に意味を見出す

たとえば、090－5735－XXXX という電話番号を自分が持っていたとします。

HSPは5735というナンバーに対し、「5かける7は35」と計算をしてしまうのです。HSPの人は総じて頭が良く、こうしたトレーニングの成果で計算に強くなっているので、身の回りのあらゆる事象に意味づけをしてしまうのです。

誰しも「人生に起こることはすべて意味がある」と考えますが、HSPの方はとくに人生の細部にいたるまで、意味を求めようとするのです。生きる姿勢として真摯な態度を取るのがHSPの特徴でもあります。HSPの人は特別な存在なので、身の回りには意味があるはずだからです。

HSPだと感じるなら、自分だけのナンバーを持ちましょう

HSPだと感じる人におすすめなのが、自分だけのナンバーを持つことです。日本ではあまり自分のマジックナンバーを持つ人はいませんが、海外では「It’s my number！」と言う人は大勢います。初心者のうちは、誕生日の日をマイナンバーにするのがおすすめです。誕生日の日のナンバーは、数秘術や自分の運勢を占うのにも使えます。

スピリチュアル的には、自分のナンバーがわかることで、運命を導き出せるようになります。将来的にパートナーとなる人は誰なのかという運命、金銭的に自分はどこまで成功するのかという運命、そしてこの先の自分の幸せと不幸がどのあたりでバランスするのかという全体的な運命が読み解けます。

だからこそ、スピリチュアル的なHSPにとっては、ナンバーを持つことはとても重要なのです。ぜひ自分だけのナンバーを持ってみてください。

HSPは、芸能人の死などに反応する

HSPがつらい点として、芸能人の死などに非常に敏感な反応を見せる、という点が挙げられます。不幸にひっぱられてしまうのです。自分とはまったく無関係の世界の住人の出来事に、こちら側の自分自身の感情がコントロールされてしまい、とてもつらくなります。HSPは単に優しいのではなく、「優しすぎる」からこそひっぱられるのです。

芸能人の死は、テレビやネットニュースの向こう側にあるだけではなく、現実のものとしてHSPの心の中に入ってきます。とくに、端から見て幸せそうにみえたタレントの死ほど、ギャップが大きくてつらいものとして心にのしかかってしまうのです。

SNSから読み取る力も強いHSP

実はHSPの人は、SNSから相手の感情を読み取る力もとても強いのです。SNSが今とても活用されており、Twitter、Instagram、Facebook、LinkedInなど、テキストや画像をベースにつながっていくSNSがとても流行っています。

その投稿から相手の感情の機微を読み取ったり、さらに繊細な人は相手のパーソナリティや人生観までなんとなく把握したりできてしまうのが、大きな特徴です。SNS時代に活躍する人材がHSPだといっても過言ではないでしょう。

なんとなくSNSのタイムラインをみているだけで、「いつもと何か違うな」と読み取ったり、「今少し落ち込んでいるのかな」と感情を読み取ったりできるので、相手に適切な言葉をかけてあげることができ、SNSを通じて非常に良い関係が築けます。

地縁では、なかなか居心地の良い関係が築けていないHSPの方も、SNSを経由してなら、価値観が近く、相手に与えた配慮を返してくれるような方とつながれるので、これまで生きづらさを感じていたHSPの方にとっては、少し追い風が吹いているはずです。

HSPで生きづらい人はHSSかも？

世の中には、繊細な人と、繊細すぎる人がいます。HSPだけでなく、もっともっと進んだHSPもいます。さらに、好奇心が強い人はHSS（High Sensation Seeking）と呼ばれ、HSPとHSSの両方を併せ持った人であれば、繊細で好奇心が強いという、現代において最強のパーソナリティをしているとされます。

もしかしたらあなたはHSPだけじゃなくHSSかもしれないし、HSP&HSSかもしれません。とにかく、人よりも繊細で、人よりも世の中への好奇心が強く、クリエイティブな衝動を持っていますので、創作の世界がぴったりです。

HSPやHSSをもっと学びたいのであれば

HSPやHSSは、繊細な世界であり、非常に奥の深いものです。人間はシンプルにわけられないので、繊細な人と鈍感な人と、二択ではないと考えられます。大まかなくくりとして、HSPは大別として、５人に1人程度が当てはまるとされます。日本の人口の１５－２０％がHSPだとされますので、あなたがHSPに当てはまっても不思議ではありません。

もっともっと、HSPやHSSについて学んでいただきたいです。繊細であることは、生きづらい時もありますが、現代においては非常に有利な気質でもあります。よって、よりよく生きていくためにも、HSP（とHSS）をさらに学んでください。

スピリチュアルカウンセラー養成講座では、HSPやHSSの人にもっともふさわしい職業であるスピリチュアルカウンセラーについて、詳しく学べます。クリエイターや作家など、HSPの人が向いている職種はたくさんありますが、もっとも向いているのがスピリチュアルカウンセラーだと考えられます。スピリチュアルカウンセラーについて体系的に学べ、たったひとりの師を持ち、より深く、高い世界へと心を導いていくためにも、学びが必要です。スピリチュアルカウンセラー養成講座をおすすめします。