お守り、神社の奥の鏡、パワーストーン、オルゴナイト･･･縁起物の力とは？

スピリチュアルな世界では、あまりモノに執着しない気がしますよね。

どちらかというと、高次の次元での体験や経験、他者と世界との交流を重んじます。よって、精神世界の話なのであまりモノを取り扱うことはないのですが、それでも世の中にはスピリチュアルなモノが存在します。

特に日本人である私たちは、八百万の神という考えがあるとおり、物質に神を見る傾向があります。そこで、今回はそうしたモノに注目し、オルゴナイトやパワーストーンといったパワーアイテム・ヒーリングアイテムから、お守り、だるまといった、縁起物にいたるまで、さまざまなモノの力をみていきたいと思います。

お守りを開いたことはある？

幼い頃、お守りを持っていませんでしたか？ ランドセルや学校のカバンにつけたり、塾のバッグにつけたりと、お守りを親や祖父母から渡されてつけていた人も多いのではないかと思います。

お守りは神聖なものですので、開けてはいけません。しかし、子供の心のままに、好奇心のままに開けてみるとどうなるでしょうか。そこには、小さな神様・仏様が描かれた小さな紙が入っていることが多いです。

神社の奥には何が飾ってある？

お守りは開けたことがなくても、神社に行ったことがある人は多いのではないでしょうか。神社の奥には、何が置いてあるのでしょうか。それは「鏡」です。神社の奥の方には、鏡が飾ってあって、つまり神様は、極端な解釈をすると、神＝自分の中にいる、ということなのです。

なぜ、鏡があって、神が自分なのでしょうか。

それは結局のところ、善悪を判断するのは他でもない自分であり、同時に自分の延長線上に神様がいると解釈できるからです。

地域の神社というのは、地域の人達の祖先です。つまり、その地元で長年暮らし、命の役目を終えて、墓に祀られ、最終的に、地域の神社に合祀されます。つまり、その時点で地域の神様となるのです。

その結果、ずっとずっと遡っていくと、まわりの人達の祖先＝地域の神様、ということになります。

ツバメの巣ができるぐらいの家を目指そう

一方、世の中には、不思議な力を持った物体や空間が存在します。

たとえば、ツバメを考えてみましょう。ツバメは幸運の象徴だといわれます。幸せな家の軒先に、巣を作る傾向があるのです。ツバメが巣を作る理由はなんなのでしょうか。風通しが良くて地理的に安全で、天候不順などに振り回されず洪水や地震も起きづらく、何より運気の良い場所に巣を作るとされます。

運気の良い場所をツバメは知っているのです。

シャッター商店街で、唯一開いている店が、ツバメの巣がある店だった、ということもありますし、その町で一番の幸せそうな家族の家の軒先には、やはり同じようにツバメが巣をつくるのです。

つまり、運気の良い場所と悪い場所は絶対に存在すると言うことです。

少なくとも、鬼門ではないということであり、また、玄関先に巣をつくりがちなので、まめに掃除するので運気がよくなるという相乗効果で幸せが増えていきます。

パワーストーンは人工的に幸運を作る

ツバメとは無関係ですが、運気の良い場所というのは確実に存在します。

そうした場所から特別な力を持ってくるのがパワーストーンです。

古くより、石には特別な力があると考えられていました。

神秘的な深い色をした宝石はとくに、身につけることで不幸を振り払ったり、呪術に効果があったりと考えられてきたのです。

パワーストーンの具体的な効果については諸説あります。幸運が呼び込まれるので、つねに身につけておくことで、テンションを上げることができ、そしていつも緊張感を持つことができてしまいます。利き腕や反対側につけておけば、いつもパワーストーンを意識できるので、自覚的に幸運をつかんでいくことができます。また、魔除け的にやっかいごとを振り払ってくれることも多いです。

大病した場合、パワーストーンが病気に効くかというと、即効性があるわけではありませんが、「病は気から」の気の部分をサポートしてくれるのは確かです。

オルゴナイトのパワーとは？

オルゴナイトは、水晶をレジンという有機物で固めた、人工のエネルギースクエアです。

ワイヤーで水晶をしばります。それによって、ワイヤーでゆがめられた水晶のエネルギーが、ネガティブなものとポジティブなものにわかれ、ワイヤーを通じてポジティブなネルギーだけが放出されます。

レジンはその水晶とワイヤーをかためるために使われますが、透明なので美しい見た目になります。ピラミッド型に固められた水晶とワイヤーとレジンがオルゴナイトとなって、部屋をポジティブなパワーで満たしてくれるのです。

ピラミッド型になっていることも、ワイヤーで縛ってあることも、大きな意味があります。ピラミッドは古くより効率よくエネルギーを放出する形として愛好されてきましたし、ワイヤーはポジティブなエネルギーだけを放出するのに必要です。

オルゴナイトは、手作りも可能な、魅力的なアイテムです。水晶のパワーと、ピラミッド型のパワーと、ワイヤーのパワーで、ポジティブエネルギーを満たしてくれます。

アイテムからパワーをもらおう

スピリチュアルなことに関心があるあなたには、なんとなく「これは運気がよい」とか「この場所は運気が悪い」というのがわかるのではないでしょうか。暗くてジメジメしていて、気が“こもっている“場所を避け、からっと快適で明るい場所だと、精神状態も良くなります。

そうした場所や空間を、ポジティブなエネルギーで浄化していくのがパワーストーンやオルゴナイト、お守りアイテム等の役目でもあります。いま、住んでいる場所がどうしても運気がよくないけど、引っ越しは事情でなかなかできない・・・そんなとき、オルゴナイトやパワーストーンの力で、空間を浄化しましょう。少しでも気が楽になるのであれば、手に入れて大切に飾る価値は十分にあるはずです。

もしもオルゴナイトが割れて、お守りが破れたら？

仮に、オルゴナイトが割れたり、お守りが破れたりといった、驚く出来事があったらどう解釈したら良いのでしょうか。オルゴナイトが割れるということは、閉じ込められていたネガティブなエネルギーが爆発して、ワイヤーを切ってレジンを壊してしまったのではないかと考えられます。壊れるほど、割れるほどに負のエネルギーがたまっていますから、それはあなたの周りにあった不幸を、水晶が吸い取ってくれたのだと考えられます。

なので、割れたオルゴナイトは処分して、新しいオルゴナイトを準備しましょう。通販で買ったり、占いの館で手にいれたりと、比較的手に入りやすい環境が整っています。

一方で、お守りが破れた場合は、近くの神社に持って行くのがいいでしょう。

こちらも、お守りが切れる／破れるというのは、自分の身に起こる厄災を代わりに引き受けてくれたことになります。よって、自分が壊れてしまいかねないぐらいの災難がおこりかけていたのに、代わりに引き受けてくれたのです。

お守りに感謝しながら、返納するのが良いでしょう。

手にいれた神社が無理なら、どこにでも神社はありますので、地元の神社でも構いません。地元の神社は地域の神様なので、返納したいという想いを受け入れてくれます。

縁起物の力とは

いわゆる“縁起物”というアイテムは、日本独自の進化を遂げていると考えられます。基本的に海外のスピリチュアルは、神様を神聖視するのに対し、日本のスピリチュアルはモノと結びついた独特の進化です。

八百万の神というぐらいですから、モノに神を見る私たち日本人は、地元の神さまに見守られながら、日々を生きています。あなたはひとりぼっちのような気がするかもしれませんが、神様が見守っているのです。それも、天の上にある絶対的な存在ではなく、縁起物やパワーストーンといった形を伴って、見守ってくれているのです。

神様の存在が信じられなくとも、パワーアイテムは信じられるのであれば、それは十分敬虔な心がけです。

もっともっと、学びたい？

また、もっともっと縁起物について知りたいというのであれば、体系的に学ぶのが一番だと考えられます。あらゆるパワーアイテムに対して、解説をしてくれた教材が存在します。それがスピリチュアルカウンセラー養成講座で、精神性の高いアイテムと、日々どう暮らしていくか。また、それらを通じて、どうやって社会と関わる人達を幸福に導いていくか。また、社会の幸福の絶対量を増やし、良き市民として世の中に貢献していくかが学べます。スピリチュアルカウンセラーの役割は、科学や医学や宗教ではどうしてもこぼれおちる存在に寄り添い、気持ちを楽にする方法を伝え、よりよい人間へと導いていくための、人生の教訓が詰まった存在です。スピリチュアルカウンセラーは、あなたにこそ向いています。ぜひ。