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36年に一度の最強年!? 「五黄の寅年」とは?

 2022/02/15 神社・仏閣 金運上昇 開運・引き寄せ この記事は約 8 分で読めます。 749 Views

節分が過ぎて立春を迎え、旧暦でも新しい一年がスタートしました。今年、令和4(2022)年は寅年ですが、「壬寅(みずのえとら)」とも呼ばれます。さらに36年に一度めぐってくる「五黄の寅(ごおうのとら)」という年でもあり、大変強い運気だといわれています。しかし、なぜそういわれるのでしょうか? 今回は、これらの意味するところを探ってみました。

そもそも、「えと」って何?

たとえば「えとは何?」と聞かれたら、たいてい「私は寅年生まれです」といったように答えるのではないでしょうか? このように一般的に「えと」と言えば、「子(ね:ねずみ)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う:うさぎ)、辰(たつ)、巳(み:へび)、午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(い:いのしし)」というものを思い浮かべると思います。これらは正確には「十二支(じゅうにし)」と呼ばれる、その年を12の動物に当てはめたものです。

昔は時刻や方角を表すためにも使われていました。時代劇などで「子の刻(ねのこく)」とか「丑三つ時(うしみつどき)」というのを聞いたことがあるのではないでしょうか。

では、「干支(えと)」というのは正確にはなにを指すかというと、「十干十二支(じっかんじゅうにし)」という、「十干(じっかん)」と「十二支」を組み合わせたものになります。十干は「甲(こう:きのえ)・乙(おつ:きのと)・丙(へい:ひのえ)・丁(てい:ひのと)・戊(ぼ:つちのえ)・己(き:つちのと)・庚(こう:かのえ)・辛(しん:かのと)・壬(じん:みずのえ)・癸(き:みずのと)」という10種類です。

以前、十干は学校の成績表などにも使われていました。甲が一番優秀な成績を表します。今も、どちらも良くて優劣つけがたいことを「甲乙つけがたい」と言うことがありますよね。

 

十二支と十干の組み合わせでは「壬寅(みずのえとら)」

十干十二支で言えば、今年は「壬寅(みずのえとら)」。十干「壬」と十二支「寅」の組み合わせになります。十干十二支は古代中国の「陰陽五行説」をもとにしていて、全部で60通りあるところから「六十干支(ろくじっかんし)」と言われることもあります。これによると、十干は太陽を象徴とした生命の循環を表し、十二支は月を象徴とした生命の循環を表しているとされます。ちなみに60歳を還暦というのは、この十干十二支が一回りすることからきています。

「壬」は、十干の終わりに近い位置にあるということでひとつの終末を、また妊娠の「妊」の字の一部であることなどから「生まれる」「新しい命の準備」といった意味も持ちます。「寅」はもともと「演」「延」から来ているとされ、そこから「人前に立つ」「延ばす、成長する」という意味があるとされています。さらに動物の虎のイメージ通り、「強い正義感と信念、行動力」も表すといわれます。

このようなことから、「壬寅」は、厳しい冬を乗り越えて、新たな芽吹き、そして成長に向かう準備段階にあたる年だと言われています。

 

「五黄の寅(ごおうのとら)」年は、最強の金運が!

そしてもうひとつ、九星という中国の民間信仰と十二支を組み合わせたものがあります。九星は「一白・二黒・三碧・四緑・五黄・六白・七赤・八白・九紫」の9つです。このひとつ「五黄」と、十二支の「寅」が重なる「五黄の寅」が、今年2022年になります。

九星気学では五黄土星は方位を持たず中央に位置することから、すべてに影響を与えるパワーを持つとされます。「五黄の寅」は、九星と十二支の組み合わせではもっとも運気が強いとされ、同じ組み合わせの年は36年に一度しかめぐってきません。

古代の中国では、虎は災いや邪気を払う神聖な動物とされていました。また「虎は一日に千里行って、またその千里を戻ってくることができる」という言い伝えもあり、それが転じて、旅行に行っても無事に戻ってこられる、お金を使っても自分の元に戻ってくる、という解釈につながったようです。

さらに、虎の毛皮の色が金色に見えることも、最強といわれる理由のひとつです。金色は風水でも「富」や「繁栄」を意味するため、金運・財運を上げるといわれています。

このように五黄の寅の今年は、運気がとても強い1年で、特に金運アップにもつながる1年といえそうです。ちなみに五黄の寅年生まれの人は、生命力が強く、強運。個性豊かでリーダーシップがある反面、プライドも高いそうです。有名なところでは、徳川家康、武田信玄といった武将がいます。

 

「トラ・トラ・トラ」が3つ揃う、スーパー開運日がある

暦では12日に1日「寅の日」がめぐってきますが、これまで述べたようなことから「寅の日」も金運を招く縁起のいい日とされ、財布を新調したり宝くじを購入したりするといい、といわれています。

「千里を行って戻ってくる」との云われから、旅行の出発にも吉日です。ただし、結婚だけは「出戻り」につながることから、避けた方がいい日となります。

そして、2022年には12年に一度の「寅年・寅の月・寅の日」と3つの寅が揃う日があります。2月6日、2月18日、そして3月2日です。パワーの強い「寅」が3つも重なるのですから、いつもの寅の日よりもさらにご利益がありそうな、金運アップデーとなりそうです。

 

虎は、毘沙門天の使いともいわれる

七福神の一柱としても知られる毘沙門(びしゃもんてん)は、この寅年、寅の月、寅の日、寅の刻に生誕したといわれ、寅毘沙と呼ばれることもあります。そのため虎は毘沙門天の化身や使いとされ、毘沙門天を祀っている寺社には、狛犬ならぬ狛虎が鎮座しているところも少なくありません。

毘沙門天はインドの武人の神様であり、古代ヒンドゥー教では、毘沙門天は財福の神様であったことを引き継ぎ、日本でも財福の神様として信仰されています。金運、商売繁盛にご利益があるほか、無病息災や、そのほかにもさまざまな福をもたらしてくれる神様です。

 

寅年に行きたい! 毘沙門天を祀る神社

寅年である今年、寅にご縁のある毘沙門天さまをお参りしたいという方も多いかと思います。毘沙門天を祀る寺社は全国にありますが、寅年の今年だけ毘沙門天王像を御開帳するなど、数々の催しを予定しているところもあります。主なところをご紹介しましょう。(新型コロナウィルス感染症などのためイベントは中止や変更、延期となる場合がありますので、予めご了承ください)

信貴山 朝護孫子寺 (奈良・生駒郡)

巨大な張り子の虎がシンボルとなっている信貴山 朝護孫子寺(しきさん・ちょうごそんじ)は、広い境内のいたるところに虎の像が飾られています。毎年2月の最終土・日曜には寅にあやかった「寅祭り」が盛大に催されています。また、寅年の今年は期間限定で12年に一度の奥秘仏・毘沙門天像の御開帳も行われているほか、寅、毘沙門天にまつわるさまざまな行事が行われます。

 

東福寺 勝林寺 (京都・東山区)

霊験あらたかな平安時代(10世紀)の毘沙門天王像はほぼ等身大で、正月、春、秋の特別拝観時のみ御開帳されています。毘沙門堂前堂の左右に描かれた、櫟文峰(あららぎ・ぶんぽう)作の「虎の大襖絵」も迫力満点です。

 

鞍馬山 鞍馬寺(京都・山科)

鞍馬寺の中心にある本殿金堂には、毘沙門天王とともに千手観音菩薩・護法魔王尊も祀られていますが、これらは60年に一度の丙寅の年にのみ開扉される秘仏です。本殿手前には毘沙門天の使いである、「阿吽(あうん)の虎」と呼ばれる一対の石虎がありますが、五十音が「あ」から始まり「ん」で終わることから、これらは宇宙のすべてを包含するといわれます。

 

毘沙門天 善國寺 (東京・神楽坂)

東京・神楽坂の中ほどに位置する善國寺は「神楽坂の毘沙門様」と呼ばれ、親しまれています。こちらも本堂前には、江戸後期の作といわれる一対の石虎が座っています。善國寺の毘沙門天像は、1月の初寅の日、二の寅の日、5月、9月の初寅の日にのみ扉が開かれます。

 

多聞院 毘沙門堂(埼玉県・所沢市)

境内にある毘沙門堂には、武田信玄の守り本尊であった4センチほどの黄金の毘沙門天が祀られています。信玄はこの毘沙門天像を兜の中に納めて戦いに臨んだと伝えられています。毎年5月1日には「寅まつり」が行われていますが、本尊の毘沙門天は、12年に一度、寅年の「寅まつり」の日のみ開帳されます。寅年の今年はまたとないチャンスとなりますね! また、ここでは、毘沙門天の化身とされる寅に、身に降りかかる災いを託して奉納するという「身がわり寅」も有名で、境内の至るところに小さな寅の置物が納められています。

 

まとめ

十二支と九星の組み合わせの中でも最も運気が強いとされる「五黄の寅」年である2022年。金運アップや商売繁盛、無病息災と、パワーに満ちた強い運気の1年といえそうです。寒く厳しい冬を乗り越えて、新しい命が芽生え、育っていく春、そんなイメージもある「五黄の寅」年の強いパワーと良い運気に乗っかって、ぜひあなたの2022年も素晴らしい一年にしてくださいね!

 

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