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知って得する神社の構造!仕掛けを知って運気を上げよう

 2022/04/03 スピリチュアル 神社・仏閣 開運・引き寄せ この記事は約 7 分で読めます。 498 Views

神社といえば、お正月や七五三など、決まった行事の時にお参りするイメージの方が多いのではないでしょうか。新年の訪れや歳を重ねたお祝いのときに、神様へ報告するのはとても大事なのですが、一年間に数回しか訪れないと、正しいお参りの仕方を覚えられない人もいるかと思います。

「入口で手を洗う」「お賽銭を入れる」「手を2回叩いてお祈りする」というざっくりしたイメージをお持ちの方は、まず過去記事「知ってご利益UP!今更聞けない神社の基本」を読んで参拝のポイントをおさえてみてください。 

その上で、さらに神社のことを深く知りたいという上級者の方向けに、今回は神社に仕掛けられた真の構造についてお伝えします。 

神社は建築される際、より神様のエネルギーがアップするようにルールに則って建てられているのはご存じでしょうか。構造や仕掛けを知ってから参拝すると、さらに神様への尊敬の念やご自身を清めるパワーを上げられると思いますので、神社の入口から神様の御前にたどり着く道筋に沿って、7つのポイントに分けてご紹介します。

 

①汚れがあると入ることができない

まずは、神社の入口です。神社の敷地に足を踏み入れてよいのは、汚れ(けがれ)のない人のみです。さて、あなたは足を踏み入れることができるでしょうか。ドキッとする方もいらっしゃるかもしれませんが、神社における汚れとは、「死」のことを指します。

「汚れ=穢れ(けがれ)」と書くことが多いですが、死を穢れとする考え方は『古事記』や『日本書紀』に書かれている日本神話の黄泉国(よみのくに)の描写にもあらわれています。それは、日本神話で初めて誕生した夫婦の神様「イザナキ」と「イザナミ」のストーリーにあります。

死んだイザナミ(妻)を追って黄泉国(死者の国)へ行ったイザナキ(夫)が見たのは、身体中ウジだらけになった恐ろしい妻の姿でした。恐怖したイザナキは地上に逃げるのですが、このように神話では「死」は汚れているものとして表現されており、忌み嫌われています。

現代でも神道では死を避けるため、身近な親族が亡くなった方は四十九日が明けるまで神社に入ることはできません。また、お寺でよく見る墓地ですが、神社にはありません。ごくたまに墓苑を所有する神社もありますが、神社の敷地外につくられ、ご祈祷によって神格化された故人のみが眠る場所となっています。

このように死者の気配のない清らかな状態の人のみが敷地に入ることができるため、神社内の気も高く保たれています。

 

②ペットであっても動物は入れない

ペットの散歩で神社を通りかかる人は少なくありませんが、動物も「死」と同様に「穢れ」とされているため、整備の行き届いている神社には入口に「獣が入ることは禁止」という旨の断り書きがあります。

また、昔の名残で「下馬」のためのスペースがある神社もあります。これは神様へ敬意を表すため馬を降りる場所とされていますが、馬も獣であるため、神様に対して下手に獣を置いていく必要があるためです。

ペットを家族のように思っている人にとっては辛いかもしれませんが、人間の常識と神様の常識は違うということです。また、動物のほかに「血」も穢れとされ、昔は月経中の女性も境内に入れませんでした。現代では女性に対してそういった縛りはありません。

 

③鳥居で一礼した方が良いのか

神社の入口には神社のシンボルとも言える鳥居がありますが、素通りしてはいませんか。

神社の周りには、ご神域と俗世を分ける結界があり、玉垣と呼ばれる垣根(ブロックや草木)や川で囲まれていることが多いです。はっきりと目に見えなくても、実は結界があるのです。

そのご神域に入る玄関が鳥居ですので、神様の家にお邪魔するつもりで敬意を持って一礼するのが正しい作法です。もし一礼せずに入っているのであれば、人間でいうとインターフォンを押さずに他人の家に入っているようなものです。神様のお力を借りたいのなら、神様への礼儀を大事にしましょう。

 

④橋を渡るという儀式

神社の入口に、なぜか橋があることが多いのはご存じでしょうか。

橋の下に川が流れている場合もあれば、形だけ橋になっている場合もありますが、橋を渡る行為には身を清める意味があります。

水には清めのパワーがあり、本来は神社の結界となる川で身を清めてから境内に入る流れがありました。代表的な神社に、八百万の神様の最高位である天照大御神を祀る伊勢神宮があります。伊勢神宮の入口にも五十鈴川が流れ、大きな橋が渡されていますが、本来は五十鈴川で身を清めて、ご神域に入る手順となっています。

現代では多くの神社で身を清める文化は薄れ、手水舎で手を清めるシーンで、初めて多くの人が水によって浄められたと認識することとなっています。

また橋には、俗世から神域へ入るという、繋ぐ役目もありますので、背筋を伸ばすような気持ちで歩きましょう。

 

⑤境内は神様中心にできている

神社で最も大切で、高貴な存在は神様です。境内の中は神様中心にできています。

 

入口から御社殿へ進むための道は参道と呼ばれていますが、参道の中央は「正中(せいちゅう)と呼ばれ、神様が歩く清らかな道です。人間は歩いてはいけないため、どうしても通りたい場合はお辞儀をしたまま正中を横切りましょう。

写真を撮る際も神様と目が合うような、御社殿の正面から写真を撮るのはNGです。正中を踏んでしまうのと、正面から神様を見据えるのは失礼だからです。

また、歩く時も神様に背を向けてはいけません。常に正中から遠い方の足から一歩目を出して歩くようにし、できるだけ背中を見せる機会を減らしましょう。

決まり事が多く感じるかもしれませんが、作法を一つひとつ取り入れると、境内で神様の存在をより意識することができるようになるかもしれませんね。

 

⑥自動的に浄められる最強の仕組み

境内を歩くと、澄んだ空気があって、なんだかすっきりした気持ちになるという人は多いでしょう。実は、神社は五感をいっぱいに使って、神様の御前にたどり着くまでに自動的に清められる仕組みがあるのです。

どういうことかというと、

  神社に入ったら、まず鎮守の森(もしくは林)を見て【眼】を清める

  御神木から発せられる澄んだ空気を吸って【鼻】を清める

  境内の玉砂利を歩く音で【耳】を清める

  手水舎で【手】と【口】を清める

という手順で、神様の御前にたどり着く頃には、すっかり全身が清められた状態になっているというものです。逆にいえば、神様に会うためには清められた状態でないといけない、ということでもあります。ただの風景と見るか、意味があって配置されているものとして見るかによって、自らの心持ちや、神様と会うための気を高め具合も変わるものです。ぜひ意識しながら境内を歩いてみてください。 

 

⑦「奥」という概念

「奥様」や「奥へどうぞ」といった言葉があるように、日本人には昔から大事なものは奥に配置する文化があります。これは神社でも同じで、多くの神社は神様をお祀りしている御社殿まで容易にはたどり着くことはできない構造になっています。

「神様にはそう簡単にたどり着くことはできない」という品位を保つために、階段を登ったり、右や左に曲がったりと、時間をかけ努力をしないとたどり着かないように設計されています。奥にあるからこそドキドキしたり、身構えたり、神様と会うために心を整えるといった、心理的要因も意図されています。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は神社の構造についてお伝えしましたが、7つのポイント以外にも、神社には言葉や作法、配置や物品など、意味のないものはないといってよいほど、神様を敬うために設けられた物事がたくさん秘められています。

ぜひ一つひとつ意味を知って、御社殿や境内などの端々から、清らかなエネルギーを感じてとってみてください。

 

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