マヤ暦で学ぶ、誕生日のエネルギーにあった時間の過ごし方

皆さんは１年が365日（閏年は366日）で当たり前のように過ぎていると思っていませんか？ もし１年間の日数がもっと長かったり短かったりしたら、時間の価値も変わるかもしれませんね。

今回は、「マヤ暦」についてのお話です。現代を生きる私たちとは違う古代のカレンダーなので、知ると面白いですし、自分自身の生活にも活かすことができますよ。

失われたマヤ文明とは？

今から約4000年前、メキシコなどに暮らすマヤ人たちは星を読み解く技術を持ち、その地域では高度な文明が発達していました。これをマヤ文明といいます。今は文明が栄えた場所に遺跡だけが残るため、「失われた文明」ともいわれています。

マヤ文明の最大の遺跡といわれているのが巨大都市遺跡「チチェン・イッツァ」で、1988年に世界遺産に登録されています。マヤの人たちは天体観測能力に長けており、ピラミッド状の遺跡の階段など、ピラミッドの設計と自然の太陽光を使って１年の時間を測ることができるようになっています。

この遺跡にはまだ解明されていない暦に関わる現象があるといわれていますが、これだけ高度な文明をつくったマヤ人たちの使っていたカレンダーが「マヤ暦」です。

マヤ暦の数え方

マヤの人たちの間では、惑星周期を組み込んだ暦が17〜19種類もあり、その中でも神官が使っていたというのが「ツォルキン暦（神聖暦）」というもので、これを現代ではマヤ暦と呼んでいます。

現在私たちが使っているグレゴリオ暦と違い、ツォルキン暦の１年は260日になっています。短いので違和感があるかもしれませんが、260日で一周することが宇宙の自然時間に沿っているといわれています。

マヤ暦では日付に「KIN」という文字をつけて数えており、KINは日にちや人を表します。例えば、令和元年が始まったのは2019年５月１日からですが、2019年５月１日はマヤ暦では「KIN188」という日になります。翌日は「KIN189」と数字が一つずつ増えていく数え方です。これが260まで続いて一周します。

マヤ暦では、１日１日その日固有の宇宙のエネルギーがあって、その宇宙のリズムに合わせるとミラクルやシンクロニシティが起きるといわれています。

マヤ暦を知ることのメリット

宇宙のエネルギーに沿っているマヤ暦を学ぶと良いことは、大きく３つあります。

①自己理解ができる

マヤ暦では、宇宙には20種類の神様がいるとされています。4つの色（赤、白、青、黄）と、さらに一つひとつの色に蛇や猿といった５種類の神様がいて、その「５種類×４種類（計20種類）の神様は紋章と呼ばれています。

「太陽の紋章」と呼ばれる20種類の神様は、１日に２つずつエネルギーを流してくれていると考えられており、その組み合わせは全部で260種類あります。その260種類に名前がつき、KINナンバーができました。

また、紋章とは別に「銀河の音」というものがあり、全部で13種類の音があります。銀河の音は1〜13で、いつも交替で流れており、自分の生まれた日にもその日の音が流れていたはずです。この13種類の音と20種類の紋章の組み合わせ（13種類×20種類）で260種類の日の暦ができています。

自分の生まれた日にちの神様の２つのエネルギーと、銀河の音のエネルギーを知れば、自分自身の使命や魂の方向性を知ることができ、さらに自己理解に繋がります。

②人付き合いがよくなる

マヤ暦は20種類も神様がおり、それぞれが全然違う特徴をもっています。「みんな違ってみんないい」とよく言ったりしますが、人と違ってもよいと自分を肯定したり、考え方や器が広がっていきます。

とくに、マヤ暦は悪い測定結果がないので、自分や周りを認めることができ、結果的に人付き合いが改善していきます。

③使いこなせば宇宙意識と繋がることができる

マヤ暦では、「シンクロニシティ」（意味のある偶然の一致）は、宇宙からのメッセージでありプレゼントでもあるといわれています。シンクロニシティとは、以前『運気アップの兆し「エンジェルナンバー」を見つけよう！」（https://spiritual7.blog/archives/654）の中でもお話したように、なぜか意味のある現象に気づくことをいいます。

シンクロニシティがたくさん起きることは、宇宙からのプレゼントをたくさん受け取っており、宇宙の流れに沿っている状態なので幸運になると考えられています。

自身の目的達成のスピードが上がったり、運命の人との出会いがあったり、マヤ暦を使いこなし宇宙意識と繋がることでいいことが起きます。

生まれた日のKINナンバーを計算しよう

あなたがこの世に生まれてきたことには意味があります。どんな意味があるのか思い出す方法の一つが、通称「マヤ暦占い」です。これはツォルキン暦を使って自分の生年月日から生まれた日のエネルギーを占うものです。

あなたが生まれた日のエネルギーを知ることで、あなたの本質や能力、役割や使命を読み取ることができ、生まれる前に神様と約束したことを思い出せるかもしれません。使命に気づけば、もっと人生を飛躍させる可能性があります。簡単な方法をお伝えしますので、ぜひ一緒に計算してみてください。

①計算式でKINナンバーを把握する

 ＜KINナンバー計算式＞

（生まれた年－1900）×105+表の生まれた月の数字＋生まれた日＝X

　Xが260以下の数になるようにー260を繰り返す

＜月がもつ数字表＞

1月：52

2月：83

3月：111

4月：142

5月：172

6月：203

7月：233

8月：4

9月：35

10月：65

11月：96

12月：126

まず、計算式の通りに、生まれた年から1900を引いた数字に105をかけ、そこに月に関連する上記の表の数字を足し、最後に生まれた日にちを足します（X）。

そこから、260以下の数字になるように、－260をくり返した残りの数字がKINナンバーです。260を引くのが大変だったら、2600ずつ引くなど、260の倍数をうまく使って計算すると早いでしょう。

たとえば、Appleの創業者であるスティーブ・ジョブズは1955年２月24日生まれですが、ジョブズの誕生日をマヤ暦に直すと、

（1955 – 1900）× 105 + 83 + 24 = 5882

  5882－ 2600－ 2600－ 260 －260 = 162

という計算になり、「KIN162」となります。

※閏年（子、辰、申年）の３月生まれの人の計算は例外で以下の計算式になります。

（生まれた年–1900）×105+表の生まれた月の数字＋生まれた日＋1＝X

この「KIN〇〇」という日付は「ツォルキンバースデー」と呼ばれるマヤ暦のあなたの誕生日です。

②KINナンバーから紋章と音を確認しよう

続いて、生まれた日のもつ意味を理解するためにエネルギーの確認をしていきましょう。

確認に必要なのは、

・太陽の紋章（顕在意識）　

・ウェイブスペル（潜在意識）

・銀河の音（役割・能力）

の３つです。

＜太陽の紋章の意味＞

コード番号　太陽の紋章　　　　　　意味

　　1　　　　赤い龍　　　　　　生命を育む・母性エネルギー

　　2　　　　白い風　　　　　　インスピレーション・繊細な感情

　　3　　　　青い夜　　　　　　豊かさを夢見る・囲い込み

　　4　　　　黄色い種　　　　　目覚め、開花の力

　　5　　　　赤い蛇　　　　　　知と情熱・真実を暴く

　　6　　　　白い世界の橋渡し　橋渡しの力・死と再生

　　7　　　　青い手　　　　　　癒し・分析する・体験する

　　8　　　　黄色い星　　　　　美と調和・完成させる

　　9　　　　赤い月　　　　　　浄化・新しい流れ

　  10　　　　白い犬　　　　　　家族愛・誠実

　  11　　　　青い猿　　　　　　楽しむ・天才・遊び心

　  12　　　　黄色い人　　　　　こだわり・自由

　  13　　　　赤い空歩く人　　　人の成長を手助けする・動き回る

　  14　　　　白い魔法使い　　　受け入れる・許し

　  15　　　　青い鷲　　　　　　見通す・知性

　  16　　　　黄色い戦士　　　　挑戦・行動

　  17　　　　赤い地球　　　　　心の絆・奇跡

　  18　　　　白い鏡　　　　　　美・永遠

　  19　　　　青い嵐　　　　　　火の力・巻き込む

　  20　　　　黄色い太陽　　　　平等・円満

太陽の紋章には上記の表のように20種類それぞれに意味があり、銀河の音も似たように13種類の音の意味があります。

また、太陽の紋章は意識のある自分の顕在意識の特徴であり、逆に潜在意識の部分はウェイブスペルと呼ばれています。

・「太陽の紋章」の表

・「ウェイブスペル」の表

・「銀河の音」の表

の３つの表を使って、計算したKINナンバーをもとに自分の該当する象徴を確認します。（３つの表はWEBで気軽に見られますので探してみてください）

すると、たとえばジョブズのツォルキンバースデー「KIN162」であれば、

太陽の紋章（顕在意識）：白い風

ウェイブスペル（潜在意識）：赤い地球

銀河の音（役割・能力）：９

という結果になります。

インスピレーション・繊細な感情のエネルギーをもつ「白い風」と心の絆・奇跡のエネルギーをもつ「赤い地球」、そして元気を与えたりワクワクさせたり興味のあることに没頭することを表す「銀河の音９」の星のもとに生まれていることがわかります。

まさに時代に衝撃を与えた奇跡のApple社の創業者兼クリエイターのジョブズにふさわしい星周りではないでしょうか。

あなたはどんな結果になりましたか？

まとめ

マヤ暦は365日より少ない260日であるため、人によっては１年間に２度ツォルキンバースデーが巡ってくることもあります。ツォルキンバースデーの日は、明言することが叶いやすい特別な日です。ツォルキンバースデーをおさえておけば、今年はいつ運気の良い日が巡ってくるのか把握することができます。

また、測定結果によってご自身の星の生まれから使命や才能に気づいた方は、その力を人のために使うとさらに能力が開花するといわれています。ぜひマヤ暦を実生活に取り入れて、周りの人との関係性や運気を良くし、人生を飛躍させるきっかけにしてはいかがでしょうか。